マスクやワクチンを「しない派」の人たちがSNSなどで発信している内容の多くが、メディアでは「陰謀論」として扱われることが多い昨今。
メディアではあえて「こういった陰謀論者がSNS上で~」などと取り上げています。
そもそも陰謀論とはいったい何でしょうか。
そして知った上で私たちが取るべき態度や行動、できることはあるのでしょうか。
今回は陰謀論についてご紹介していきます。
陰謀論とは
陰謀論は「世界はピラミッド構造で成り立っており、一部のエリートによって支配や操作されている」という考え方でよく知られていますが、その内容は多岐に渡ります。
また、「一部のエリート」とは具体的に
- ・イルミナティ
- ・フリーメイソン
- ・ロックフェラー財団
- ・ロスチャイルド家
などが該当すると考えられています。
「ビル・ゲイツ」氏が黒幕?!
さらにコロナパンデミック以降は、米マイクロソフトの創業者であり新型コロナウイルスのワクチン事業に巨額の投資を行う「ビル・ゲイツ」氏が、このメンバーの中に入れられた模様。
皆さんも一度は「ビル・ゲイツが今回のコロナパンデミックの黒幕」という陰謀論説を聞いたことがあるのでは?
「Wikipedia」によると…
「陰謀論(いんぼうろん、英: conspiracy theory)または陰謀説(いんぼうせつ)とは、ある出来事や状況に対する説明のことであり、他にもっともらしい説明があるにも関わらず、邪悪で強力な集団や人物による陰謀や謀略が関与しているとするものである。」
「Wikipedia」によると、また一般的には陰謀論はデマであり何の根拠もない情報、という扱いをされます。
ですが、表には出ていない方の「社会の構造」を大まかに把握できる説だと私たちは考えています。
陰謀論はウソ?ホント?
一度でも陰謀論とされる情報に触れたことがある人、しばらく掘り下げてみたことのある人なら共感をいただけると思いますが、
ネットに出回る陰謀論は、信ぴょう性のある内容と明らかにウソであることが分かるような内容が混在しているということ。
そのため自分では「真実を追求している」つもりが、いつの間にか巧妙に作り上げられた偽情報に辿り着き、その事実に気付いた途端、今まで信じていたことへの信頼が崩れそうになったりします。
全てを鵜呑みにするのはNG!だけど。。
陰謀論についてもリサーチを重ね、日々発信しているTokyo DD Clinic院長、内海聡医師によると、
「いわゆる『陰謀論』は玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の状態になっている」と(内海聡【公式】 YouTubeチャンネルより)。
つまりウソとホントが巧妙に混ざっている、とのことなので、全てを鵜呑みにするのはNG。
ただ 陰謀論の中にもホントの情報が多く含まれるのも真実なのです。
ですから、自分で情報をひとつずつリサーチや考察、判断していくしかありませんね。
「陰謀論者」が信用されない理由は?
一般的な「陰謀論者」が信用されないのは、
原文からの情報ではなく伝聞が多い、
根拠がないもの、逆に信頼に値する陰謀論を全く別の情報とつなげて発信しているため、
と先の内海医師は言います。
新型コロナウイルスやワクチンとの関係性
コロナパンデミックをきっかけに陰謀論が盛り上がったのは、陰謀論の中で言われている「世界を支配しているエリート」たちの「目標」が、
新型コロナウイルス自体を懐疑的に見ている人々にとっては、さまざまにリンクしているところがあったからではないでしょうか。
そこへ日本の内閣府が発表したムーンショット計画も相まって、SNS上などで陰謀論が盛り上がりを見せているようです。
『新型コロナウイルスは本当に怖いの?実際の危険度について改めて考えてみませんか』
『知ってほしい!新型コロナワクチンは「遺伝子ワクチン」だということ』
陰謀論という情報との付き合い方
探っていくほど芋づる式のようにさまざまな情報につながるので、つい深みにはまりがちな「陰謀論」。
でも「真実」を求めるあまり、ネットサーフィンに力を入れ過ぎるのは禁物です。
大切なのは知識の量じゃない
陰謀論を掘り下げていくと、まるで世界の真実を知ったかのようなまるで謎解きをしたような気分になるもの。
人前でついその知識の多さを披露したくなるかもしれません。
それが悪いわけではありませんが、大切なことはどれほど陰謀論を知っているか、ではないはず。
なぜなら結局のところ、当事者ではない私たちはどこまでが真実かだなんて知りようがないからです。
求められるのは結局、「自分に向き合う」こと
大切なのはその情報に触れたときの、自分の心の内部を見つめること。
陰謀論に対しどう反応するのか、不自然さを感じるのか。
それらを知った上で、自分はどういう感情を選択し、どういう世界で生きることを選ぶのか。そのために日々の選択をどうするのか。
結局できることは自分に向き合い、暮らしや食の面で何を選ぶのかという目の前の生き方を、個人単位で変えていくことのような気がします。
こちらのコラムもぜひ参考に。
『「地球茶番」はショー!陰謀論もすべては「お試し」という視点でぐんぐん高みへ』
陰謀論を知った私たちが、世界のためにできるアクション
陰謀論について知ってしまうと、恐れ・絶望・怒りなどの感情が湧いてくるかも。
でも、そこに飲まれて揺さぶられていては、何も変わりません。
なぜなら 陰謀論を知ったからこそ沸き上がる、世界をより良くしたい、変えたいという思いがその原動力になるからです。
そして私たちの行動には、世界を変える力があるはずだから。
自分を見つめることと同様に日々の暮らしを通して、世界に対して働きかけることもできます。
映画『Thrive/スライヴ』から
そこで、陰謀論を知った上でより良い世界のためにできることを、
フリーエネルギーや陰謀論への独自理論を展開するドキュメント映画『Thrive/スライヴ』から、一部抜粋して私たちの見解も踏まえてご紹介します。
今話題の「SDGs」や「サステイナブルライフ」という観点でみても重要なポイントなので、ぜひ参考にしてくださいね。
情報を得る・意見を言う・他人とつながる
「他人軸」ではなく「自分軸」で生きていくということ。
自発的に情報を収集し、考えて発言した上で人とつながることは、今の時代に必要なあり方ではないでしょうか。
地元の銀行を活用する
ローカルビジネスをサポートすること。
大手の銀行に預けているお金を引き出し、地元の銀行や信用組合に移しましょう。
問題への資金供給を止めて、解決策へお金を提供することになり「一石二鳥」に。
責任を持った購入・投資をする
エシカル消費やフェアトレードを意識すること。
「Money voting」「買い物は投票だ」という考えの通り、お金の使い方でメッセージを伝えることができます。
少しでも人や地球に優しい栽培、生産方法で作られた商品を選んで。
こちらのコラムもぜひ参考に。
『エシカル消費とは?「私にいい」と「世界にいい」を選び、最小限に良いものを』
独立メディアを支援する
メディアから情報を得るならその媒体がどこから援助を受けているか、つまり「スポンサー」をチェックしてみると、興味深い事実がわかるかもしれませんよ。
ちなみに、『My Shining Life』はスポンサーなしで回しております!笑。
有機・非遺伝子組み換えの農業を支援する
自分自身を大切にするため、そして生産者さんを応援するためにも、オーガニックや遺伝子組み換えでない食品を選ぶこと。
エシカル消費と同様、お金の使い方で意思表示が伝わります。
再生可能なニューエネルギー技術を支持する
映画の中で「フリーエネルギーについての会話を表に出せば地球上の力関係の転換が起こる」と言われています。
フリーエネルギー開発事業に投資するためには、まずフリーエネルギーについて調べ、会話をすることから。
次に、再生エネルギーを活用する電気会社に変えるなどの行動を。
まとめ
陰謀論について掘り下げてみました。
さらに具体的な内容を知ると、にわかには信じがたいことばかりですが、今起きているさまざまな現象とのつじつまが合ってしまい大変興味深いですよ。
何をどれくらい知っていくかは、個人の自由で選択です。
もし興味を持たれたら「ムーンショット計画」「コロナワクチン不要」「厚労省コロナは風邪の一種」「コロナ プロパカンダ」などのキーワードで調べてみてはいかがでしょうか。
文:mia 構成:さくみ 編集:さくみ