Hello! Menaryのmaiです。
Menaryは「エシカル×エンパワメント」をコンセプトとしたブランド。
2021年7月に、ブランドデビュー商品である「エシカルリップBENI」が発売されます。
今日は、Menaryのコンセプトの軸である「女性のエンパワメント」について、
私がこれを考えるきっかけになったインド・コルカッタでの体験をお話します。
私は大学生の頃、コルカッタにホームステイしていたい時期がありました。
なのでもう10年程前のことであり、当時と今では状況が変わっているかもしれませんが、この時に目の当たりにした「女性軽視」「カースト制度」の実態はかなり衝撃的でした。
家から一歩出ると、ほぼ裸の路上生活者だらけ
インドの空港に降り立った瞬間まず感じたのは「女性一人である不安感」。
インドはバックパッカーや旅行者が多いですが、女性一人で尋ねてくる人は当時としては珍しかったようで、周囲の視線が本当に怖かったです。
ちなみに私がホームステイでお世話になった家庭はとても裕福で、そこで暮らすお嬢さんは教育や習い事もしっかり受けていました。
しかし、その家から一歩出ると、街は路上生活者だらけ。
路上生活者の中には大人も子供も赤ちゃんもいて、大体みんな裸のような格好をしていました。
裕福なホームステイ先の家と、そこから一歩出た時に広がる景色と、このギャップに強烈な違和感を抱きました。
貧乏な家はずっと貧乏。カースト制度は覆らない
ホストファミリーから聞いた話では、
「カースト制度は絶対に覆らない。だから、貧乏な家に生まれたらずっと貧乏、お金持ちの家に生まれたらずっとお金持ち」なのだと。
カースト制度の最下層にいる人たちは、教育をまともに受けていないので読み書きすらできなかい人もいます。
こうしてできた「教育格差」はそのまま将来の「収入格差」につながり、延々とそのループが続くようでした。
また、インドは一応公用語が「英語」とされていますが、街にいる人たちにはほとんど英語が通じずなかなかコミュニケーションをとれなかったのをを覚えています。
要は、公用語と言っても、教育を受けている人たちしか英語を話せない、ということだと思います。
女性は教育を受ける必要がない?!
カースト制度と同様に、インドでは「女性軽視」も当たり前になっている印象を受けました。
ある日、ホームステイ先のお嬢さんにこう言われたことがあります。
「あなたは女の子なのに大学で勉強して、一人で旅に出ているなんて本当にすごいね」と。
聞けば、裕福な彼女の周りであっても、女の子が大学に通うのはごく少数なのだと。
その理由はもちろん経済的なものもありますが、根本的に「女性は教育を受ける必要がない」考えられているからです。
当時から「なんでそんなこと勝手に決めるの?」と私は思わずにはいられませんでした。
女性一人で歩いている姿は、ほとんど見かけない
これも本当に驚いたのですが、街で見かけるのは男性ばかりで、女性の場合はいたとしても男性と一緒の人ばかり。
女性一人で歩いている姿なんて、ほとんど見かけませんでした。
もちろん、インドの文化や歴史を考慮すると、カースト制度を簡単に否定はできませんが、 いまだに残る女性への差別や軽視は絶対に変えていくべきだと思いました。
この10年前のインドでの衝撃的な経験と疑問が、今の私が「女性のエンパワメント」を考える礎になったのではないかと思っています。
それでは、今日はここまでにしますね!
thank you for reading!
See you again.
現地の女性たちの教育、雇用機会を広げることで自立支援を応援します。
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