SDGsやエシカルといった言葉が、当たり前のように聞かれるようになった昨今。
実生活の中で「ゼロ・ウェイスト」や「プラスチックフリー」を意識し始める人も増えたのでは。
しかし、プラスチック包装が当たり前であるこの日本で、そういった生活を送るのは至難の技。
また残念なことに、コロナ禍をきっかけに、プラスチック包装がますます過剰になっていったのも事実です。
そんな中、2021年1月13日に、「株式会社斗々屋」が量り売りのモデルショップ「nue by Totoya」を国分寺にオープン。
もしかしたら、「東京でゼロ・ウェイストな暮らし」も夢じゃなくなる日が来るかもしれませんよ!
調味料から嗜好品まで揃う
「nue by Totoya」のお店自体は、広くはないのですが、量り売りが出来る食材の品揃えはとても豊富。
日々の生活に欠かせない、お味噌や醤油、みりん、塩などの調味料の他、ワインやチョコ、クッキーやドライフルーツなどの嗜好品も置かれています。
また、タイミングが合えば新鮮なお野菜が手に入る場合も。
「nue by Totoya」で売られている食材はすべてオーガニックです。
そう聞くと「お高いのでは。。?」と思われる方も多いと思うのですが、そんなこともないのです。
特に調味料などはお財布に負担のない金額設定になっていますよ。
タッパーや空き瓶を持って行こう
あえて言う必要もないことかもしれませんが、「nue by Totoya」へ行くときには、自宅にある空き瓶やタッパーを持っていきましょうね(ただ、どうしても持っていけない場合は、お店にスタッシャーなども売られていますのでご安心を)。
ジップロックでもいいのですが、この商品は、「使い捨て」を前提として作られたものであり衛生面もやや心配です。
せっかく、ゼロ・ウェイストを体験できる機会ですから、ここはあえて徹底してみるのも一つアリでは。
さて、「nue by Totoya」での購入方法は、以下の4ステップです。
2.重さをシールに置いて容器に貼る
3.好きな商品を好きなだけ入れる
4.レジでお会計
このように簡単ですが、初めての方は店員さんにサポートしてもらうとよりスムーズですよ。
量り売りビジネス研修も実施中
「nue by Totoya」のミッションは、量り売りをビジネスモデルとするお店が増え、ゴミが出ない暮らしを自然に気持ちよくライフスタイルに馴染ませること。
そのため、量り売りショップの開業に興味がある方たちのための、ビジネス研修も行っています。
ベーシックコースでは、量り売りショップの概要を一日で学ぶことができるようです(日程などの詳細は、公式Instagramからチェックしてくださいね)。
もっと詳しく知りたい方には、事業計画書の書き方や資金調達方法など、本格的に開業するためのノウハウが学べるオンライン講座も用意されていますよ。
もし、すでにお店をやっているような方であれば、その一部のスペースを使って始めてみることもできるそうです。
「量り売り」や「ゼロ・ウェイスト」に、あなたの”好き”が反応したのなら、ぜひベーシックの研修から受けてみてはどうでしょうか?
まとめ
日本と比較すると、ヨーロッパでは以前から量り売りショップが普及していました。
かつては、自分の家のお鍋を持って豆腐屋さんに行くのが当たり前だった日本。そもそも「使い捨て」という意識もなかった日本。
量り売りショップは、日本の文化と親和性が高いのではないでしょうか。というよりむしろ、量り売りショップの普及は、昔の日本を取り戻すことにつながっているかもしれませんね。
「ゼロ・ウェイスト」をもう少し日常に取り入れたいと思った方は、ぜひ一度、訪れてみてくださいね。
『nue by Totoya 国分寺店』
■add:東京都 国分寺市 東元町 2-20-10 カフェスロー内
■access:中央線国分寺駅南口下車、徒歩5分。
■open:11時30分〜18時
■定休日:月曜・毎月18日
■公式HP:https://www.nuebytotoya.com/
■Instagram:@nue.by.totoya