プラスチック問題は他人事ではなく自分事。私たちはプラスチックを食べている~映画「A Plastic Ocean/ プラスチックの海」より~

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Menaryのmaiです。
Menaryは「Ethical(エシカル)」と「Empowermemt(エンパワメント)」をコンセプトとしたブランドです。
現在、日本発となるノンプラスチックの赤リップを開発中(2021年初夏に発売予定)。
今後は、Menaryの収益を活用し、東南アジアのエンパワメントを必要としている女性達へのサポート支援を行っていきます。
 
さて、今回は現代のプラスチック問題を衝撃的かつ分かりやすく伝えてくれる映画「プラスチックの海」について、この映画の要点となるポイントをご紹介します。
この内容を動画で見たい方はこちらからどうぞ(英語バージョンはこちらから)。
 

プラスチックはリサイクルされず海に流されている?!


 
プラスチックの海」は 、現代のプラスチック問題についてフォーカスしたドキュメンタリー映画。
プラスチック問題を理解するのにとても役に立ちますので、この問題に関心のある方にはぜひ見ていただきたいと思っています(2021年2月現在、Netfrixでも視聴が可能です)。
 
昨今、ビニール袋の有料化や紙ストローの存在によって、「プラスチックはあまり良くない」というイメージが世の中全体にすっかり定着しましたよね。
ただ、なぜそんなにプラスチックが問題視されているのか、実はよく分かっていない人も多いのではないでしょうか。
 

リサイクルに不向きな素材

実は、プラスチックは分解や分別に多大なエネルギーを要するため、リサイクルに不向きな素材なのです。
リサイクルされているプラスチックはほんのごく一部であり、ほとんどは埋め立て処理が行われているのです。
また、適切に処理されずに海に流されているケースが後を絶ちません。
 

プラスチックは自然に還らない 

そもそも、プラスチックは自然に還らない素材で出来ていることを知っていますか。
劣化したプラスチックは5mm以下の小さな粒子となります。これが、「マイクロプラスチック」というものです。
「マイクロプラスチック」はこれ以上分解されず、自然界に残ります。
また「マイクロプラスチック」の他、化粧品や歯磨き粉に含まれる「マイクロビーズ」も、大量に海に漂い、深刻な環境汚染につながっています。
 

プラスチックを食べた魚を私たちは食べている


 
プラスチックには、紫外線吸収剤や酸化防止剤といった毒性の強い化学薬品が使用されています。
これらは、プラスチックが劣化した際も分解されることはなく、先ほどお伝えしたマイクロプラスチックの中に留まります。
この映画の中では、マイクロプラスチックやプラスチックごみによる毒性で死んでしまった動物を解剖しているシーンもありますが、これはかなり衝撃的です…(この動画の3:00から、そのシーンが見られます)

 
もうお分かりかと思いますが、プラスチックやマイクロプラスチックを食べた魚を私たち人間は食べ、知らず知らずのうちに体内にプラスチックを入れているのです。
プラスチックは自然に還らず環境を汚染し、毒性の強いマイクロプラスチックとなって私たちの体内にまで入っているのですから、プラスチック問題は全ての人にとって他人事ではなく自分事の問題なのです。
どうかそのことを忘れないでほしいと思います。
 

プラスチック問題のためにできるたった1つの解決策


 
大変残念なことに、今海に漂っているプラスチックやマイクロプラスチックを全て撤去することは不可能なようです。
何度もお伝えしたように、プラスチックはリサイクルに不向きであり、自然に還ることもできない素材です。
つまり、私たちがプラスチック問題のためにできる解決策は
「できるだけプラスチックを使わない生活をする」
これに限るのです。
レジ袋が有料化したり紙ストローが推し進められていたりするのは、こういった理由があるからです。
 

レジ袋1枚減らすだけでも、、、

日本では2020年に有料化となったレジ袋。
実は、レジ袋1枚減らすだけでも、数千個分のマイクロプラスチックを減らすことができるのです。
そう聞くと、「1枚3円だからレジ袋でもいっか」という考え方にはあまりならないとおもうのですが、あなたはどうでしょうか。
 
このプラスチック問題を解決するため、私もできる限りの活動を起こしていきたいと思っています。
その活動の一つが、すでにお伝えしている「ノンプラスチックの赤リップ」の開発なのです。
開発もかなり佳境に入ってきましたので、今後はこの赤リップにまつわるお話も積極的にシェアしていきますね!
ぜひ興味を持っていただければ嬉しいです。
それでは、今日はここまでにします。
また次回お会いしましょう!
Thank you for listening and have a great day!
 
語り手:mai 文:編集長さくみ

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