恐怖が生み出す世界と安心が創造する世界。どちらでも私たちは選べるってこと!

miacoramu

 
前回のコラムから一ヶ月以上が経ち、数日前には日本でも東京や大阪など都市部を中心に「緊急事態宣言」が発令されました。
その後、皆さんいかがお過ごしですか。
医療従事者、個人飲食店経営者、教育関係者、子育て中のママや家族の介護をしている人、ひとり暮らしのフリーランサーなど、背景によって見えている世界は大きく違うでしょうね。
今だからこそより需要の大きい仕事もあれば、特にリスクに晒されている仕事もあります。
また家で過ごすことが多いから家族内でもめごとが増えたとか、なんと世間では「コロナ離婚」なんていうものも少なくないらしいのだとか。
でもこれら全て、誤解を恐れずに言いますが、私たちひとりひとりが選んだ世界の中で、選んだ経験をただしているに過ぎないのですよね。
どんな状況の中にあっても、どのような感情を持つかは選ぶことができると言ったらどう思いますか。そしてその選んだ感情が反映した世界を、私たちは引き寄せているのです。
例えばSNSなどで見かける「今の日本は〇ヶ月前のNYと同じ推移を辿っています」「イタリアの何週間前みたいだ、日本も危険だ」など、人々の不安を煽るような情報。
私は正直、「例えデータ的にそうでも、国の背景が違えば国民性も違う。同じようになる可能性も、全くそうならない可能性だってある」と思っています。
でも例えばここでその情報に同調し、恐怖や不安を増幅させてしまうとします。するとさらなる恐怖を引き寄せ、実際に恐ろしい現実が起きる可能性だってあるということ。
少なくとも体はこわばり気持ちは萎縮し、常に緊張状態に陥ってしまうでしょうし、免疫力を高めておきたい今において、その状態は致命的ともいえます。
すでに懐かしい、「トイレットペーパーが品薄になる」というデマ情報も同じです。
まだコロナウィルスが今よりももっと正体不明だった頃、ある人が発したSNSから広がった、軽いパニックと買占め騒動。
あのときスーパーに列を作った人々は失う恐怖から、少しでも溜め込んで安心を手に入れたい、と考えていたのだろうと想像できます。
でも恐怖からの行動で得た安心感は、一時的なもので根本的な解決法とはいえません。
思うのですが、きっと今私たちに必要なのは、意識的に感情を選ぶこと。
恐怖感や安心感…。感情は反応として湧くものですが、そのまま流されずに選びなおすことも可能じゃないかと最近つくづく思うのです。
 
最近では毎日ニュースやSNS、家族や友人から、対処しきれないほどの量の情報が流れ込んできますよね。
そのほとんどがネガティブなものですが、中には心が温まるようなものやクスっと笑えるようなものもあります。
まずそのようなポジティブな情報を意識的に受け取るようにすること。
(そんなことしていて大事な情報を見逃したら…)などと思わなくて大丈夫!本当に重要で自分にかかわるような情報は、見落としたりしませんから。
そして恐怖心を煽るような情報が目に入ってきても、まずいったん落ち着いて感情を暴走させないことが大切。そして鼻からゆっくりと息を吐き深呼吸、深呼吸…。
それから冷静かつ客観的にその情報を見てください。
ネガティブな感情に引っ張られなくなったらしめたものです。それはただの情報で数字でデータであって、それだけです。
「感情は選べる」ということを実感するだけでも、きっと心に安心感をもたらしてくれますよ。
恐怖が生み出す世界と、安心が創造する世界。
どちらを見て、どちらの世界の住人になりたいですか。
私はもちろん後者なので、感情をより意識するようになりました。
安心が創造する世界は、私の中ではこうです。
「わぁ、思ったより早くコロナ終息したやん!」
「世界もびっくりしてたね(笑)」
「日本人らしいいい部分が強化されたね」
「普通の生活がありがたくて仕方ない」
「自分にとって大切なものに気付けた」
「家に長くいたおかげで、新しい仕事のアイデア浮かんだわ」
楽しい想像(創造)、悪くないですね!書いていて心地がいいし、いくらでも続けられますが、ひとまずこの辺で…。
さて、あなたが創造したい世界にはなにが見えていますか。
あなたは、人々はどんな気持ちで暮らしているのでしょうか。思いっきりにやにやしながら安堵の中で、想像してみるときっと気分も上がりますよ。
文:mia

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