ホ・オポノポノについて、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
でもやり方がわからない、またはどんな効果が期待できるのか知りたいという方へ、より掘り下げてご紹介します。
なお、ここではハワイに伝わる問題解決の秘法、ホ・オポノポノをよりシンプルに、そして誰かに頼ることなく各自が自分でできるようにした「セルフアイデンティティー・スルー・ホ・オポノポノ(SITH)」を指し、ホ・オポノポノと呼びます。
あの著名人も実践している「ホ・オポノポノ」とは?
「ホ・オポノポノ」とは「本当の自分を取り戻し豊かに生きる」ための、古代ハワイから伝わる叡智であり問題解決法です。
自分でできるその手軽さに反して、期待できる効果が大きいと世界で注目されています。
4つの言葉を唱えるだけの問題解決法
ホ・オポノポノは世界一シンプルな問題解決法と言われていますが、理由はその簡単なやり方にあります。
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」。
主にこれらの4つの言葉を唱えるだけというシンプルさで、ハワイのみならず日本はじめ世界でもこの問題解決法が受け入れられているのです。
自分にとって「相応しい」に導かれる
私たちは何か問題が起きたとき頭を使って考えてしまい、結局問題解決どころか思考が余計に散らかってしまうことがあります。
でもホ・オポノポノではクリーニングによってゼロの状態になることでインスピレーションが湧き、自分にとってふさわしいものが完璧なタイミングで与えられ、結果的にものごとが自分に一番相応しい状態に導かれるのです。
「ゼロ」の状態を目指す旅
「ゼロ」、つまりそれは本当の自分のことを指します。
ホ・オポノポノでは私たちが抱えている問題や体験は、時代を越えて溜め込まれてきた膨大な記憶が今この瞬間に再生され続けていることだと言います。
それらの記憶をひとつずつクリーニングすることで、ありのままの自分を取り戻すことができるのです。
ただ私たちが溜め込んだ記憶の量はあまりに膨大なので、根気強くひとつずつクリーニングし手放していく必要があります。
ホ・オポノポノを実践している著名人
日本では、作家の吉本ばななさんやモデルの道端ジェシカさんなどもホ・オポノポノを実践していることで知られています。
著書も発売されている
吉本ばななさんは2019年8月に、平良アイリーンさんとの共同著書『ウニヒピリのおしゃべり』が発売されたばかりです。
また、道端ジェシカさんの著書『Jessicas Private Hawaii』の中では、故モーナ女史の一番弟子であるKR女史の個人セッションについて紹介されています。
ホ・オポノポノの一番簡単なやり方とコツ
問題は全て外ではなく、自分の中にあるというのがホ・オポノポノの考え方です。
4つの言葉をひたすら唱える
何か解決したい問題や変えたい現実が起きたら、「自分の中のどの記憶(情報)がこの状況を引き起こしているのだろう」とまず自分に問いかけてみましょう。
次にその問いに対する答えが出ても出なくても構わないので、4つの言葉をただ唱えてクリーニングしていくのです。
私がホ・オポノポノの効果を強く実感したのは、祖父の介護をしていた時でした。
当時、祖父は自宅での介護が難しくなり、施設へ入居することになりました。
施設はとても新しくて綺麗で、スタッフの方もとても良くしてくださり、家族としては申し分ない環境だと思っていたのですが、祖父は納得がいかず大激怒。
入居してしばらくの間、夜はナースコールを連打し、スタッフがすぐに来れない時は拳が血まみれになるほど壁を殴りつけていました。
時には「家族を呼べ!」と大声で怒鳴り散らし、夜間に家族がかけつけなければならないこともしばしば。
スタッフの方も家族も困り果てていたのですが、祖父の状態は自宅介護できるレベルを超えており、さらに最大限やってあげられることは全てやっていたので、正直「打つ手なし」の状態だったのです。
そんな時、私はふとホ・オポノポノのことを思い出し、あの4つの言葉「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」を思い付いた時に心の中でひたすら唱えていました。
すると、しばらくしたある日、施設の方から驚くべき連絡が入ったのです。
なんと、あれほど暴れていた祖父が、急に穏やかな性格になり(元々、穏やかな性格でした)、スタッフの方に積極的に「ありがとう」を言うようになったというのです。
さらに、施設に入居したらもう出来ないと言われていた「リハビリ」が、奇跡的に再開できることになり、現在は週に3日リハビリを頑張りながら毎日穏やかに過ごしています。
期待すらクリーニングの対象
難しいことかもしれませんが、何かに対してクリーニングを行う際「こうなったら良いなぁ」という、結果への期待が出てくることってありますよね。
ですが、それさえもクリーニングしてしまいましょう。
そうすることで「ゼロ」の状態にまた一歩近づけるのです。
痛みの体験には「アイスブルー」と唱える
ホ・オポノポノでクリーニングをするツールは4つの言葉を唱える以外にもあり、「アイスブルー」はそのひとつです。
痛み、喪失、怒り、悲しみなど肉体的、精神的に痛みを伴う体験をクリーニングすることができます。
「アイスブルー」とただ心の中で唱えるだけでもいいですが、声に出して言い同時に植物を触ることもおすすめです。
い
傷付けた過去・傷付けられた過去へ
誰しも、人を傷付けた過去や人から傷付けられた過去があるはず。
そんな過去達がふいに思い出され、胸が締め付けられるようなときもあるでしょう。
そんなときは何も考えず「アイスブルー」と何回も唱えてみてください。
不思議と、胸がスッと軽くなっていくのを感じるでしょう。
「ウニヒピリ」や「ブルー・ソーラー・ウォーター」に関して
ホ・オポノポノに興味を持ち、本やウェブサイトなどで調べると必ず、「ウニヒピリに話しかけましょう」「ブルー・ソーラー・ウォーターを飲みましょう」などの表現に出会うでしょう。
もちろん極めて行きたい場合はいいですが、最初のうちはまず簡単にできて続けやすい4つの言葉を唱える方法からでも十分にクリーニングの力はあるといいます。
楽しく続けられることが大切ですよね。
ホ・オポノポノのおすすめ本
ホオポノポノに関する書籍は多く出版されていますが、具体的にどういうシチュエーションで4つの言葉を唱えクリーニングすればいいかがわかる、こちらの2冊がおすすめ。
ホ・オポノポノの思想や歴史などについて詳しく掘り下げる本より、今からでもすぐに実践できるような実用的な本を選ぶと、モチベーションも上がります。
『豊かに成功するホ・オポノポノ』
ホ・オポノポノを活用したビジネス書。
真の意味で「生命を生かす(本当の自分を生きるため)ビジネス」とは、金銭的また物質的な豊かさだけを求めるビジネスと大きくかけ離れ、想像を超えた豊かさがもたらされるもの。
そのためにどのようにあなた自身が解放され自由になるかを、掘り下げて紹介しています。
『ホ・オポノポノジャーニー』
ヒューレン博士に導かれてハワイに旅立った著者が、ホ・オポノポノを編み出した故モーナ女史に関わる人々に会い、本当の自分に出会う旅の軌跡。
一番弟子であるKR女子はじめ、ハワイで暮らすモーナの弟子たちが語る彼女の記憶を辿ります。
まとめ
仕事や人間関係など現状に行き詰ってる時は、つい悪い方へと考えてしまいがち。
だから何をやっても空回りし、更に疲弊するという悪循環に陥ることもよくある話です。
そんな時にこそ試して欲しいのがホ・オポノポノ。
難しいことは考えず、ひたすらクリーニングして「ゼロ」の状態になることに焦点を当てましょう。無心でいるとインスピレーションを受け取りやすくなると言います。
そのように今目の前のことに集中していれば、いつしか問題は問題ですらなくなり、全てがあなたにとって一番ふさわしい状況になっているでしょう。
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」。
これらを唱えるだけでいいのでどんな状況でもできますし、知っているだけで心強いお守りのような問題解決法なのです。
文:mia 構成:さくみ 編集:さくみ
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