慢性的な便秘に悩む女性は多いのではないでしょうか。
毎日出ていても、必ずしも理想的なお通じとは言えず困っている人もいるかもしれません。
しかも便秘は、美容面にとってもさまざまな不調を引き起こすという事実も。
あなたの不快な症状も、もしかしたら便秘が原因になっているのかも⁉
今回は知っておきたい、すぐに試せる便秘解消法をいくつかご紹介します。
便秘は美容の大敵!今すぐ改善策を
ぽっこりお腹や繰り返す吹き出物、口臭や体臭が気になる、最近太ってきた気がするなど、実はこれらは全て便秘が原因で起こりうる症状なのです。
便秘というだけで病院に行く人は少ないと思いますし、それほど重要視しない人も多いと思いますがこのように並べてみると、美容面でかなり悪影響を受けてしまうことがわかります。
女性は便秘になりやすい
残念なことに、男女で比べると女性の方が便秘になりやすいのだそうで、その主な原因として考えられるのがこの3つの理由。
- ・女性ホルモンの影響
- ・筋力不足
- ・無理なダイエット
「黄体ホルモン」の作用
特に、排卵から月経までの間に分泌が盛んになる「黄体ホルモン」が原因で便秘になりやすいそう。
このホルモンが身体に水や塩分をため込む作用があるため腸内の水分が不足、さらに大腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑える作用もあり便秘になりやすいのです。
ちなみにこの「黄体ホルモン」は、妊娠中にも増える傾向にあるようですよ。
男性よりも腹筋の筋力が弱い
女性は男性と比べると腹筋の筋力が弱いため、便を排出するのに必要な力が弱いのが一般的です。それが女性がより便秘になりやすい理由のひとつです。
無理なダイエット
ダイエットに取り組む女性は多いと思いますが、間違ったダイエットや無理なダイエットも便秘を引き起こしてしまうかも(こちらについては、以下で詳しく解説していきます)。
ダイエッターには便秘が多い
専門家について正しい方法でダイエットしている人は別ですが、ダイエットには本当にさまざまな方法があり誰でも簡単にはじめられます。
そのため間違ったやり方で便秘を引き起こしている人も少なくないのだとか。
では、便秘になりやすいと言われるダイエット法にはどんなものがあるのでしょうか。
- ・食事量を極端に減らすダイエット
- ・油分の摂取を控えるダイエット
- ・ストレスの高いダイエット
女性なら、一度はいずれかのダイエット法を試したことがあるのでは?
これらのダイエットによってどのような影響があるのでしょうか。
食事量や油分を減らした結果
食事の量を減らしてしまうことで、食物繊維など必要な栄養素が十分に摂取できず便秘になりやすくなったり、太るからと油分を抑えることで、腸内の潤滑剤でもある脂質が足りず便が腸をスムーズに排出できなくなったりします。
ストレスにより身体の機能が低下
何かを我慢したりと制限の多いダイエットをしていると、ダイエット自体がストレスになり身体の機能(基礎代謝や消化器官の働き)などが低下し、便秘になることもあるのだとか。
ダイエットで便秘になったら本末末転倒
痩せたいとはじめたダイエットで便秘を引き起こしていたら、本末転倒ですよね。
食事制限でストレスを溜めるより、バランスの取れた食事を心掛けて楽しむ方が、結果的にダイエットになると思いませんか。
薬に頼らず、便秘にならない身体作り
便が出ない状態が辛くて薬に頼るのは簡単です。
でも一度薬に手を出してしまうと、自分の生活習慣を変えることや、便秘を引き起こした原因を探ることなく薬に依存してしまいがちに…。「薬を飲まないと出せない」というのは、不自然だということに気付いてくださいね。
では便秘を解消するおすすめの方法をいくつかご紹介します。
簡単にできるものから習慣として見直したいものまでさまざまです。できるものからでいいので、今の生活にを取り入れてみては!?
締め付けない下着を選ぶ
ビジュアルや機能性を重視した下着選びは、身体を締め付けがちです。
下腹や鼠径部を解放することで下腹部がリラックス、血流が良くなり便秘の解消に繋がったという声も。
もっと詳しく知りたい方は、『締め付けないショーツで心と身体をもっと自由に!機能もビジュアルも重視したおすすめとは – MY SHINING LIFE』の記事もチェックしてみてくださいね。
炭水化物(特に米)を摂取する
女性、特にダイエットをしている人が気を付けたいのが炭水化物の摂取について。
ダイエットをしていると「炭水化物」を敵視しがちですが、それが逆効果になっている可能性もあるのだとか。
糖質オフと便秘の関係
炭水化物とは、消化・吸収される糖質と消化されない食物繊維を合わせた総称のこと。
「糖質制限ダイエット」など糖質を取らない女性も多いと思いますが、実は同時に食物繊維の摂取も不足しているということを覚えておきたいですね。
どうしても白米を食べることに罪悪感があるなら、白米より食物繊維が多い玄米や雑穀米などもおすすめです。
和食に変えて、グルテンフリーの食生活に
便秘を含む慢性的な不調に悩む人の中には、知らない間に「グルテン過敏症」や「グルテン不耐症」になっている可能性も忘れてはいけません。
グルテンとはモチモチとした食感を持つ食品に多く入っている、小麦粉や大麦、ライ麦などの穀物に含まれる「たんぱく質」のこと。
グルテンが小腸を傷つける!?
グルテンが免疫力や栄養吸収に関わる小腸を傷付けることで、不調が引き起こされるのです。
アレルギー反応のようにわかりやすい症状ではないので気付かない人も多いのですが、小腸とも関わりの深い便秘は比較的、わかりやすいサインになるかもしれません。
そこで試してもらいたいのがグルテンフリーな食生活を試してみること。
米やそば、肉、魚、野菜を中心とした和食なら比較的、グルテンフリーが実践しやすいと思います。
数週間ほど試してみて、少しでも不調が改善されたと感じたら、あなたの便秘の原因は「グルテン」かもしれないのです。
冷たい食べ物・飲み物に注意
基本的に女性は「冷え」やすいので、なるべく冷たいものの摂取は控えたいもの。便秘ならなおさらです。
内臓から身体が冷えて代謝が落ち、消化機能や腸の働きも低下してしまうからです。
目覚めの白湯について
目覚めの白湯がすすめられていますがそれも同じ理由で、身体の中から温めて消化機能や腸の動きが活発になることがメリットのひとつとされています。
直接お腹(腸)を温める
体内から温めることと同時に、身体の外から直接温めることもお忘れなく。
- ・夏でもお腹を出さない
- ・冬なら腹巻をしたりカイロを貼って温める
- ・一年を通して湯船にゆっくり浸かる
- ・適度な運動
など、お腹を温めることを意識した生活を心掛けてみましょう。
温めることで得られるメリットは大きく、便秘解消の他、代謝や免疫がアップしたり生理痛の緩和など、特に女性にとっては嬉しいこと尽くしなのです。
お腹のマッサージをする
お腹(腸)に直接働きかけるマッサージもぜひ取り入れてみて!
入浴中や直後など、リラックスしながら行うとより良さそうです。「腸もみ」で調べると方法はたくさん出てきますが、参考までにこちらの動画もどうぞ。
便秘はブロック?スピリチュアル的解釈も知っておこう
全ての人に当てはまるわけではありませんが、便秘という状態のスピリチュアルな側面も参考までに。
何かの流れを止めていたり、執着はないかどうか
「便秘=ブロック」というイメージがあると思いますが、あなたには現実の世界で流れを止めているできごと、感情、また執着などはありませんか。
便秘のとき、身体の自然な流れはまさに鈍っている状態であり、それは心身どちらにとってもいい影響を及ぼすものではありません。
面倒で先延ばしにしていること、どうしても手放せない執着など、もし思い当たることがあればそういうメンタル面が身体や気の流れを滞らせ、便秘を引き起こしている可能性もあることを知っておくといいかもしれませんね。
今年(2019年)の夏頃、私は久々にひどい便秘に悩まされました。この記事でも紹介している内容を含め、ありとあらゆることを試しましたが一向に効果なし。焦って、ドラッグストアに便秘薬を買いに行ったほどです。
そんな時、この「便秘のスピリチュアル解釈」についてふと思い出しました。当時の私は個人事業主として走り出したばかりでかなり力んでいたのでしょう。「こうならなくちゃならない!」と色んなことを決め付け、「流れに任せる」ことが一切出来ていませんでした。嘘のような話ですが、このことに気付いただけで一気に便秘が解消されたのです。おまけにその後すぐどこからか、ずっと興味のあった仕事が私の元に流れてきました。(笑)
「身体と心は繋がっている」というより、「身体と人生は繋がっている」ということを確信できた体験でもありました。
まとめ
女性の不調とは切っても切り離せない便秘と、その解消法をご紹介しました。
あまり深刻に捉えていない人も多いかもしれませんが、そういった些細にも思われることから改善していくと、心も身体もよりスッキリと気持ちのいい日々に繋がると思います。
結局、身体は繋がっているので便秘を解消すると、スルスルとほかの不調なども改善されるかもしれませんよ。
キーワードは「温める」、「食生活の見直し(ダイエット含む)」、マインドの開放なのかなと思います。日常生活に取り入れられそうなところから、ぜひ実践してみてください。
文:mia 構成:さくみ 編集:さくみ
COMMENT