【七里ヶ浜】伝統医学「アーユルヴェーダ」とは。『UMISORA+』で自分と向き合うひととき vol.1

今回は鎌倉を走る江ノ島電鉄「七里ヶ浜駅」より徒歩約10分、大通りから一本入った住宅街の中にたたずむ『UMISORA+~スリランカ式アーユルヴェーダサロン~』をご紹介します。
大阪と本場スリランカで学んだアーユルヴェーダのトリートメントを受けられるサロンです。
アーユルヴェーダとは!? 同店オーナーの陽子さんに詳しくお話を伺いました。
取材・文:mia

「アーユルヴェーダ」とは

「アーユルヴェーダ」とは

セラピスト研修ではコロンボ大学アーユルヴェーダ医師から学ぶ(写真提供:『UMISORA+』)

日本ではエステやマッサージと同様、リラクゼーションという位置づけのアーユルヴェーダ。
でも発祥の地スリランカでは5,000年の歴史を持つ伝統医学のひとつ。
スリランカでのアーユルヴェーダは、国家資格を持つ医師による細やかな問診後、その人に合った治療や食事法などの提案を受けます。
例えば同じ頭痛でもそれが引き起こされた原因は人それぞれ。
アーユルヴェーダでは一人ひとりに合った方法が導き出される、まさに オーダーメイドな医学なのです。

ちなみに現地で治療を受ける前の処置は、アーユルヴェーダセラピストが行うのですが、日本で行うことができるのはこの前処置にあたるトリートメントのことだそう。

『UMISORA+』のアーユルヴェーダでは、オーナーの陽子さんが、カウンセリングを通したメンタルセラピーや、食事のアドバイス、そして薬草オイルトリートメントによるボディセラピーを行っています。

 

西洋医学とは異なる「健康」の概念

アーユルヴェーダにおいて健康とは、 Body(身体)/Mind(心)/Spirit(魂)が幸福感を感じている状態」のことだそう。
一方、西洋医学では健康は症状がない状態、病名の付かない状態のことを指します。
また アーユルヴェーダでは「健康から病気に至るまでに6段階ある」とオーナーの陽子さん。
アーユルヴェーダでは「健康から病気に至るまでに6段階ある」
①~④は未病(※)状態で、⑤⑥が病気の状態です。
早い段階で体や心の変化に気づくことができれば健康を取り戻すのも時間はかかりません。
健やかに生きるためには、日頃から自分の体と心のわずかなアンバランスに気付くことがとても大切に。
「どんなライフスタイルなのか、食欲の有無、何を感じているかなどに関心を持ち自分を観察することが大切」と陽子さん。
※未病:健康と病気の中間の概念。そのまま放置しておけば大病になる状態を指す。

「ドーシャの乱れ」を、整える

アーユルヴェーダでは不調はすべてドーシャの乱れが原因と考えられています。
ドーシャとは心と体を構成している生命エネルギー(体質)のこと。

誰もがすべてのドーシャを持つ

風の「ヴァータ」、火の「ピッタ」、水の「カパ」の3種類で、私たちは誰もがすべてのドーシャを持っていますが、体質やその日の体調によりバランスが異なります。
ドーシャのバランスが崩れたときに体調に異変を感じるようになるため、 アーユルヴェーダではその乱れを整える、または乱れの原因を取り除き調和することで、健康に近付けていきます。

アーユルヴェーダは日常に即した医学

アーユルヴェーダ本場スリランカの教えと学び

写真提供:『UMISORA+』

 

より心地よく生きられるヒント、「ディナチャリア」

予防医学でもあるアーユルヴェーダは、治療法だけではなく日常生活に根付いた智恵も沢山伝えられています。
それは「ディナチャリア(日常生活法)」とも呼ばれており、「より心地よく生きられるヒント」のことだそう。
これには、日本でも有名な健康法

  • ・オイルプリング(オイルを使ったオーラルケア)
  • ・オイルトリートメント
  • ・朝一番の白湯
  • ・ヨガ
  • ・瞑想

なども含まれます。
ほかにも陽が昇る96分前に起きると、太陽のエネルギーをより受け取ることができるなど、こと細かな内容もあるそうで興味深いです。

台所薬局?!

また、アーユルヴェーダでは「キッチンファーマシー(台所薬局)」という概念もあり、これはスパイスやハーブを用いたアーユルヴェーダ式食養生のこと。
スリランカはカレーなどスパイス料理が主流なのも納得です。

アーユルヴェーダの考えに沿ってフレッシュなフルーツや自然の恵みをいただく(写真提供:『UMISORA+』)

 

本場スリランカの教えと学び

スリランカの伝統衣装を身にまとう留学時代の陽子さん(写真提供:『UMISORA+』)

『UMISORA+』のオーナー陽子さんはアーユルヴェーダを大阪の学校で学んだあと、本場スリランカへ単身修行に行かれました。
スリランカと日本のアーユルヴェーダの捉え方の違いにも驚きが。いかに日常に根付いた存在かということはもちろんで、
特に「滞在中、治療に来られた方々と話した際、『治療しているのに癒やされている』と笑顔で話す姿が印象的で。治療と癒やしが共存していることに感動を覚えましたね」と話します。

「個々の人生を照らし幸せに生きる知恵」

写真提供:『UMISORA+』

『UMISORA+』のオーナーである陽子さんにとって、アーユルヴェーダとは「生まれてから死を迎える日まで人生をまっとうするために輝き続ける知恵」。
つまり健康でも病気でも、どんなときも生きていることは素晴らしい。
一人ひとりに向き合い尊重し、個々の命を輝かせるための教えだと言います。

アーユルヴェーダとの出会い

実は陽子さん、悪性リンパ腫を患った経験から健康や予防医学に興味を持たれたそう。
メンタルヘルス(心理学)、食育、ローフード(酵素栄養学)を学んでいた彼女が、アーユルヴェーダと出会い、今までの学びの点と点がつながり「これだ!」という感覚があったと言います。

笑顔が輝く陽子さんとサロンアプローチ(写真提供:『UMISORA+』)

 

人生のポリシーは「健康と貢献」

東日本大震災が起き、すぐさまボランティア登録をして現地に向かおうとするも、治療直後だったため結局叶わなかったそうです。
「自分自身が整っていないとやりたいこともできない、と健康の大切さを痛感。自分が満たされているからこそ、人を満たすサポートができるのですよね」。
それ以来ますますご自身にも向き合いながら、必要とする誰かのためにアーユルヴェーダを続けられています。

『UMISORA+』はこんな人に特におすすめ!

写真提供:『UMISORA+』

肩こりや腰痛などの不調を改善したい、不安や悩みを聞いてほしい、ご褒美時間、定期的なメンテナンスのためなど、『UMISORA+』のサロンを訪れる人はさまざま。
陽子さんは、

  • ・癒されたい人
  • ・自分の体質を知りたい人
  • ・ライフスタイルを見直したい人
  • ・自分らしく人生を輝かせたい人


こういった人たちに、「ぜひ体験して欲しい!」とのこと。

さらに、「マイシャイニングライフさんのコンセプトにピッタリです。笑」と嬉しいお言葉。
またアーユルヴェーダの薬草オイルトリートメントはリラックス効果だけでなく、心身にたまった毒素を排出して心と身体を軽くする作用があるとされています。
それが身体だけでなく、心のケアにも向いている理由なのでしょう。

最後に

今まで興味はあったけれどハードルが高いと感じていた人にこそ、試してもらいたいアーユルヴェーダ。
オーナーの陽子さんに話をお聞きするうち、その思いが強くなりました。
現代を健やかに生きるのはなかなか大変。心と身体を整えるアーユルヴェーダは、生きづらさを感じたときにぜひ思い出してもらいたい存在です。
vol.2では、『UMISORA+~スリランカ式アーユルヴェーダサロン~』で実際に提供されているメニューやサービスについてもより詳しくご紹介していきます。
次回もお楽しみに!

【七里ヶ浜】本場スリランカ式アーユルヴェーダが受けられる隠れ家サロン『鎌倉UMISORA+』vol.2 ▶︎▶︎▶︎

『UMISORA+~スリランカ式アーユルヴェーダサロン~』
■一日一組限定サロン(要予約)
■access:江ノ島電鉄「七里ヶ浜」駅より徒歩10分
■open:10:00〜16:00
■HP(Facebook):https://www.facebook.com/umisoraplus/
■Instagram:@umisora_plus_ayurveda

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