今、世代に関わらず、美意識の高い女性たちにファンの多いヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさん。
彼女の名を一躍有名にしたメイクは「イガリメイク」と呼ばれ、可愛くて色っぽいのが特徴でした。
おしゃれとフェロモンを掛け合わせた造語の「おフェロメイク」とも呼ばれ、特徴は何といってもチークの使い方!
最近では30代以上の大人の女性も取り入れやすい、最新のトレンドを盛り込んだ「イガリ的メイク」も人気です。
この記事では、「イガリ的メイク」にはどういった特徴があるのか、またイガリさんのメイクに込められた思いについてもご紹介します。
「イガリ的メイク」ってどんなメイク?
ご存知のように、イガリメイクは一般的に目の脇から入れるチークを、大胆にも目の下に大きめに入れることでナチュラルな血色の良さを演出します。
まるでお風呂上りのような雰囲気のあるメイクが色っぽいと大人気になりました。
そのイガリメイクから、さらに進化したより大人の女性向けの最新メイクが「イガリ的メイク」なのです。
「軽やかさ」と「色っぽさ」が共存
イガリ的メイクは、「軽やかさ」と「色っぽさ」が共存しており、特にあえて孤立させた眉毛やナチュラルな肌感が特徴的です。
また、肌の欠点を生かすという逆転の発想もイガリ的メイクではよく登場し、メイク業界者や彼女のファンたちをあっと驚かせてくれるのです。
「隠さない」「盛らない」がベース
イガリ的メイクが軽やかな仕上がりになるのは、基本「隠さない」「盛らない」をベースとしたメイク方法だからです。
30代は肌のアラが見え始め、変化を実感するお年頃。それなのにより若く見えるようにと厚塗りすると悪目立ちする危険性が!
30代からの大人肌の弱点はフォローする程度に、メイクを楽しむ気持ちを忘れずに。
その方が結局きれいに仕上がるし、そんなしなやかな姿勢が30代の色気に繋がるとイガリさんは言います。
【実践編】30代からの「イガリ的メイク」
30代の女性たちにおすすめの、すぐに実践できるイガリ的メイクをおすすめの動画と共に紹介していきます。
イガリ的メイクの定番アイテム
イガリ的メイクでよく出てくるアイテムが、「トーンアップ」と「コントロールカラー」です。
ファンデーションやコンシーラーで肌を塗りつぶすのではなく、これらを上手く利用することで、自然なツヤ肌へと仕上がります。
コントロールカラーの選び方
コントロールカラーにはさまざまな色があり、初めて買う方はどれが良いか迷ってしまいます。
以下に、それぞれのコントロールカラーの効果を簡単にまとめていますので、今の自分の好みに合うものを選ぶといいでしょう。
- ピンク:血色が良くなり、元から健康的であるような肌に仕上がる
- 黄色・緑:ニキビ跡などの「赤み」や「くすみ」を自然とカバーしてくれる
- 青・紫:ハイライトのような効果を発揮し、透明感のある肌に仕上がる
コントロールカラーはプチプラで充分!
新しいメイク方法を試す時は、念のためあまり費用はかけたくないもの。ですから、プチプラのメイク用品を上手く活用していきましょう。
特にコントロールカラーは、プチプラでも充分に効果が期待できます。特に『セザンヌ』のコントロールカラーは優秀で、定評があります。
イマドキ「ボサ眉」
きれいに整った眉毛が良しとされる時代は終わり、今は「ボサ眉」の時代です。
イガリ的メイクでも、ボサ眉は鉄板です。
ただもちろん、何も手を入れないでボサボサにしとけばよい、というわけではありません。
イガリ的メイクでは、眉毛用のパウダーやハイライトを使用しながら、今どきのボサ眉に仕上げていきます。
イガリ的メイクの大定番である「ボサ眉」の作り方を紹介している動画がこちらです。
練習がものを言う!?
イガリ的メイクのボサ眉は、きれいに整った眉毛を書くよりも難しく、何回も練習が必要です。
やっていくうちに、パウダーの量や眉の形など、自分にとって一番しっくりくる「ボサ眉」に仕上がってくるでしょう。
地道に、「練習あるのみ」です。
30代からはチークレス顔に挑戦
30代を過ぎると、迷い始めるチークの色。
ピンク系やオレンジ系のチークを入れると、場合によっては子供っぽくなってしまうことがあり、年相応の女性に合うものをと考えると何色がいいのか迷ってしまいます。
そこでぜひ挑戦してみてもらいたいのが、少し前から話題のチークレス顔です。
ただ普段のメイクにチークを入れないだけだと、大抵の人はのっぺり顔になり、顔が大きく見えてしまう可能性があります。
そのような状態になるのを防ぐため、イガリ的メイクでは、自分の肌より暗めのファンデーションを使ったチークレス顔作りを提案しています。
子供っぽくならないパープルチーク
チークレス顔だと物足りない、でも今までのチークだと子供っぽくて…という30代以降の女性は、パープルチークを使うとしっくり馴染むかもしれません。
上唇の山を繋げること
上唇の山をリップペンシルで繋げ、その状態で普段のリップを塗ると、顔が小さく見える効果があります。
この動画では、その理由も含めてイガリさんが丁寧に説明してくれています。
あまり聞かないテクニックなので最初は少し抵抗があるかもしれませんが、いざやってみると、小顔効果だけではなく、全体的に「可愛さ」が増します。
ぜひ試して、嬉しい効果を実感してみてください。
また、唇がボテっとしてしまうことを危惧する方もいるかもしれませんが、もしそうなれば、ペンシル型のコンシーラーを使って調整してみるといいでしょう。
最新のイガリ的メイクはインスタグラムをチェック!

最新のイガリ的メイクは、主に彼女が立ち上げたコスメブランド『WHOMEE(フーミー)』の公式インスタグラムで見ることができます。
また随時、旬メイクの紹介やテクニックなどをインスタライブで発信しています。
これは、見逃せませんね。
- WHOMEE(フーミー)アカウント:whomeeigari
- イガリシノブさんのアカウント→igari_shinobu
情熱大陸にも出演されたイガリさん。メイクにかける思いとは
「可愛いの伝道師」という異名を持つイガリさんは、オリジナルテクニックやこだわりが話題となり、さまざまなメデイアでも取り上げられています。
彼女のメイクにかける思いを、彼女の発言とともに掘り下げていきます。
全ての女子を可愛くしたい!!
「女子が可愛いと、世の中が華やぐから。世の中の女子が全員ひとりひとり魅力的になるようにしたいな」
WHOMEE新作♡イガリシノブ インタビュー&新作発表会【MimiTV】 – YouTubeより引用
「みんな、可愛いのに気付いていないって感じですね。だから気付かせてあげたい」
HOLICSより引用
「イガリメイク」が流行ったころ、街が可愛くなった、あの感じをもっと増やしたくて」
HOLICSより引用
可愛い、というのはイガリさんが発信する大きなテーマのひとつのようです。
そして、女性誰もが持つ華やかさや可愛さを引き出し、メイクを通して本人にその魅力を伝えたいという思いに溢れています。
本人すら気付かない「可愛い」に光を
イガリさんにメイクをしてもらった女性は鏡を見て「今まで見たことのない自分」、「違う人みたい」と口を揃えます。
本人すら気付かなかった「可愛い」部分を見つけ光を当てることこそ、イガリさんが女性たちにかける魔法。
それはつまり「可愛いの伝道師」と呼ばれる所以なのでしょう。
「すっぴん」を好きになって欲しい
さらにイガリさんのライフワークの神髄とも思える言葉がこちら。
「ヘアメイクをして女の子のマインドが上って、私可愛いって自信がつくじゃないですか。その自信がつけば勝ち。すっぴんになっても『私は可愛い』というマインド、自信を残すことができれば」
2018.9.2の情熱大陸より
世の女性たちが自分の可愛さに気付き、自信を取り戻し、最終的にすっぴんさえも好きになれるようなマインドを作る。
全体的にイガリさんが伝えたいことは、メイクのテクニックだけではなく、その内に秘められた女性へのこんなメッセージなのかもしれませんね。
オリジナルブランド『WHOMEE(フーミー)』を始動!

イガリさんの紹介するコスメなどはそれだけで売れるなど、「イガリ売れ」という現象が起こることも。
ただ雑誌では毎回使うものを変える必要性があったことから、「ヘアメイク発信の商品があってもいいかも」と、コスメプロデュースを思い付いたそうです。
教科書のようなラインナップ
そんなイガリさんが2018年2月に立ち上げた『WHOMEE』は、中学生から幅広く使えるコスメブランドを想定しているそうです。
意識したのは使っていくほどに手と脳が覚えて、メイクそのものを自分のものにできる教科書のようなラインナップ。
例えば第一弾はベース&リップ ほか20種、そして第二弾はアイブロウ ほか19種など、基礎となるものから、重要なパーツから順番に販売されています。
「リーズナブル」な価格設定
また、より多くの女性に手に取ってもらいたいと、比較的リーズナブルな価格設定なので、学生から主婦まで幅広い女性たちから注目されるのも納得です。
まとめ:30代からはメイクも生き方も「自分」を活かして輝く
イガリシノブさんによる「イガリ的メイク」、いかがでしたか。
しばらくメイクのアップデートができていない30代、少なくないと思います。
仕事や子育に追われる忙しいあなたにこそ、ほんの少しの工夫で自分らしさを引き出しつつ、ナチュラルで色気漂う女性に変身できるイガリ的メイクは強い味方です。
人生経験を積んできた30代だからこそ、メイクも生き方も「自分」を活かしてより一層、輝くことができるのかもしれませんね。
文:mia 構成:さくみ 編集:さくみ
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